2019年度 課外授業

2019年5月24日(金)、日本大使館において、「身近にあるサイエンス~植物・脳・重力~」をテーマにサイエンスシンポジウムが行われました。昨年度に続く第二弾となり、金曜クラスの生徒が課外授業として参加しました。八木大使のご挨拶に始まり、3つの講義が行われました。講義後には質疑応答の時間が設けられました。生徒たちから矢継ぎ早に飛ぶ質問に、講師の先生方も「それは面白い質問ですね」と熱心にお答えくださり、予定の時間を越えてしまうほど活発なやり取りが見られました。


講義1「バイキン?だらけの野菜や果物」

講師:中野亮平先生(マックスプランク植物育種学研究所 研究主宰)

「バイキン」とは病気を起こす微生物のことで、バイキンの中には良いものと悪いものがいること。そして人間も動物も植物も、みな微生物と一緒に生きていて、その関わりについてはまだまだ分からないことがたくさんあるということについてご説明いただきました。


講義2「頭の中のワタシ」

講師:伊藤博先生(マックスプランク脳科学研究所 リサーチグループリーダー)

「脳の仕組みはどうなっているのか?」「なぜ昔のことを思い出せるのか?」「脳は外界の刺激に反応するだけでなく、これから起こることを予想して未来への準備をしていること」など、最新の脳研究についてご説明いただきました。


講義3「重力のはなし」

講師:柴田大先生(マックスプランク重力物理学研究所 ディレクター)

「重力とは何か?」という問いに始まり、アインシュタインが1915年に完成させた一般相対性理論で予測されていた重力波が、2015年に初めて検出されたお話まで。2つのブラックホールが合体する興味深いシミュレーション映像も交えてご説明いただきました。


事前にお送りした生徒たちからの質問全てに対して、後日、先生方から丁寧なお返事を頂き、子ども達も大変喜んでいました。誠にありがとうございました。

以下、参加した生徒の感想です。

・私は、質問したかったのですが、手を挙げるのがはずかしかったので、休憩時間に先生のところに行きました。先生は、分かりやすく説明してくださいました。どうして脳があんな形をしているのか、よく分かりました。私は、ねずみの実験が一番おもしろかったです。(中1 シーヴァー 架世)

・知らないことをたくさん教えていただいて、とても勉強になりました。一番印象に残ったのは、重力の話です。重い星ほど重力が大きくなるという説明は、とても分かりやすく面白かったです。ブラックホールが合体する様子のコンピューターグラフィックも興味深かったです。(中2)

・どのお話も興味深いと思いました。当日私は、先生に質問をしませんでしたが、みんなが書いた全部の質問へのお返事をいただくことができたのでうれしかったです。私には少しむずかしいところもありましたが、面白かったです。(中3 滝田 愛花)

・どの発表も興味深い内容でした。特に、重力波の発表がおもしろかったです。僕は、ITやプログラミングに興味があるので、次回はITについての発表を聞くことができたら嬉しいです。(高等部 松村 勇新)

・最初の講義は、本当に勉強になりました。バイキンに良いものと悪いものがあるのは知っていましたが、どんなふうに違うのかまでは知りませんでした。しましまのチューリップがきれいだと思いましたが、本当は病気のチューリップだったのですごいと思いました。脳の講義は、本当におもしろい講義でした。Psychologieの授業ですでに知っていましたが、今回の講義は授業よりもっと勉強になりました。ネズミの脳があのようにすごいのは、すばらしいなと思いました。「重力波の発見」は、一番おもしろい講義でした。Physikの授業でもニュートンの説明がありましたが、ブラックホールのことは初めて知りました。私は、天地の話に興味があるので、この講義は楽しかったです。(高等部 フロアー 百合香)

・いろいろ学べておもしろかったです。最初の二人の先生のプレゼンは、一番わかりやすかったと思いますが、三番目の先生の話は、おもしろくて、知らないことが一番多かったです。最初のプレゼンでは、人間の健康に必要なことがわかりました。次のプレゼンは、脳の働き方とか、ネズミの行く方向がどうやってわかるのかとか学ぶことができました。最後のブラックホールについては、先生に聞きたいことがありましたが、聞く勇気がありませんでした。その分、質問をした子どもたちに、とても感動しました。先生方は、いつも優しく答えてくださって、とても頭が良くて、本当にすごいと思います!(高等部 デソル フリーダ)