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2012年10月19日、水墨画家・中野素芳先生をお迎えして、課外授業が行われました。

以下、写真と共にその様子をご紹介します。



水墨画の4つの宝は墨・水・紙・筆との教えの通り、日本から持ってこられた大きなスーツケースには、墨、紙をはじめとしたお道具がびっしり。黒は色の原点であり、赤・黄・青など様々な色を表現できる万色であることなど、水墨画について教えていただきました。




生徒ひとりひとりの目の前であっという間に絵が完成する、実に見事な様子を動画にてご覧ください。








「瞬きしないで毛穴を開いて良く見なさい。芸術は盗むもの」とのお言葉とともに、ひとりひとりにお手本を描いてとても丁寧にご指導くださいました。





手本をもらい机に戻った生徒たちは、筆を持ってさっそく描き始めます。その表情は真剣そのもの。先生の教え通り、瞬きせずじっと見つめ、一心不乱に描いていました。

筆遣いがわからない時は、日本から一緒にいらした7名のお弟子さんが手をとって教えてくださいました。




出来上がった作品を先生のところへ持っていくと、先生は、いいところをたくさん見つけて褒めてくださいました。生徒たちはその言葉がまた励みになり、もう一枚、もう一枚と次々に新しい紙に描いていくのでした。



 生徒たちの作品と感想をご紹介します 

 
 
墨と筆のみで絵を描くと言う、とても貴重な体験ができてうれしいです。ほとんどの間「竹」を描く練習をしていましたが、なかなか本物の竹や見本のように真っ直ぐになりませんでした。そこで、思い切り描いてみると、とても上手くできたので、筆の正直さを実感しました。また、絵を中野先生に見ていただいたとき、先生が「迷ったらうまくいかないってわかったでしょう、人生も同じだよ」とおっしゃったのが心に残りました。カタログもサイトも見ましたが、先生の作品は本当に美しくて感動しました。特に桜は、黒のみで書かれているのにもかかわらず、ものすごく鮮やかなので感慨深かったです。ぜひ、静岡へ行ったら先生のアトリエを訪ねたいです




 先生の話を伺って、二つ驚きました。まず、先生の元気さと、その証拠になった一本下駄。まさか本当に一本下駄で三階までいらっしゃったとは思わなかったので、下駄を実際見た時、補習校のみんなも驚いたと思います。二つ目は、先生の絵を描くときのスピード感と正確さでした。三十秒であんなにきれいな竹が描けるなんて信じられなかったです。


 水墨画を描くのは、私にとって初めてのことだったので、新たな筆の使い方に慣れるのが難しかったです。まだ、完璧じゃないけど(ちなみに紙がすぐに汚れてしまいました)、奇麗にできたと思います。特に、ピザの絵は、上手に描けたと思います。母がとても喜んでいました。
俳句を書いた理由は、富士山の絵を描く時に、鳥の鳴き声と風の音を感じたからです。俳句を書くべきだと絵が私に言っていました。






 黒一色だけで、白やグレーや薄い黒や薄いグレーなど、色の加減ができて、きれいな効果が出ているのが水墨画の特徴だと思います。あと、普通の絵のようにゆっくり描かないで、勢いとエネルギーを使って描かないといけなかったのが、新鮮でした。

 水墨画を描くのはとても珍しくて面白い体験だった。できた水墨画もスピード感と自由な気持ちが入っていて、とても個性的な絵になった。


 授業後、みんなの描いた竹などの水墨画を見ていると、一つ気づきました。同じ竹なのに感じる雰囲気が一つずつ全然違うのです。これは、きっと、その人がその時描いているときの気持ちやその人の性格が表れているのだと思いました。水墨画は、そのような気持ちがそのまま出せるのですごいなと思いました。

 先生の手で描く水墨画はとても堂々としていて、かっこよかったです。描き方は「ほんの少しの墨と水で素早く!」でした。初めは結構簡単だな~と思っていたのですが、実際描いてみると、とても難しく、ずれてしまいました。初めて自分で描いた水墨画を先生に見ていただくと「すごいね」とほめられました。私はその一言でとても満足に感じました。


 黒一色を水で薄めるだけで、いろいろな色になっていくのが素晴らしいと思いました。先生の見本の絵の描き方を見ていて、簡単そうに見えたのですが、自分で描こうと思うと、とても難しかったです。あの日に描いて家に持ち帰った絵は、母が大切にしまいました。



 




 先生が描いているときの勢いが、とてもすごいと思いました。ぼくも、何本かの勢いのよい線で先生が描いたような絵を真似してみようとしましたが、やっぱりあまり上手には仕上がりませんでした。それなのに、「上手!とても元気な子だね!」とほめてもらいました。どの絵でも、よいところを見つけることができるのは、すごいなと思いました。



素晴らしいワークショップにより、素敵な作品がどんどん生まれました。解散してからも先生のもとに集まって、熱心にお話をうかがっていた生徒たちもいました。
いつでもアトリエに遊びにいらっしゃいといってくださったので、興味のある方は、ぜひお尋ねしてみてください。

中野素芳先生のアトリエ
〒422-8044 静岡市駿河区西脇119-1 054-281-0078 soho@sohonakano.jp

中野素芳先生のブログは こちら

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